プレスリリース

 
2016年2月29日

COTTON USA マーク・キャンペーン 2016
新プロジェクト「POWER of COTTON」がスタート

新進気鋭のファッションデザイナー 森永邦彦氏と
COTTON USAが手を組み
「コットン素材の進化したワークウエア」を制作
日本の伝統工芸の新しい職人像を提案する

 CCI国際綿花評議会(本部:ワシントンD.C./会長:キース・T・ルーカス)は、「COTTON USA マーク・キャンペーン 2016」の新しいプロジェクト「POWER of COTTON(パワー・オブ・コットン)」を展開します。
 本プロジェクトは、COTTON USAのブランディング活動の一環として、女性ファッション誌『VOGUE JAPAN』の協力のもと、COTTON USAとパリコレ進出デザイナーの森永邦彦氏(アンリアレイジ)がタッグを組み、アメリカ綿で未来につながる新しいワークウエアを企画制作することで、減少しつつある日本の伝統工芸の新しい職人像を提案しようという試みです。


●企画の背景
 世界的に評価される上質なアメリカ綿を使った綿製品だけにつけられるCOTTON USAマーク。アメリカ綿は、肥沃な大地で最新技術を駆使した近代農法によって育てられ、高品質で安定供給が可能です。世界最大の綿花輸出国として、「世界のファッションを支える基盤」と言っても過言ではないほど、長年私たちの生活やファッションを支え続けています。
 コットンは、古くから身の回りで使用されています。そんなトラディショナルなコットンを常に最新のテクノロジーを取り入れて、経済・環境・社会的責任を考慮して生産されているのがアメリカ綿なのです。
 今回我々は、“トラディショナルを革新へ”と変革し続けてきたCOTTON USAの「コットン・パワー」で、何ができるのかを考えました。そして出会ったのが“アメリカ綿と日本の伝統工芸職人の世界”という、一見接点のない両者でした。 

●「伝統産業の職人減少問題」をコットン・パワーで食い止めたい
 日本には世界に誇る多くの伝統工芸品や伝統技術がありますが、その職人数は過去30年ほどの間に約4分の1までに減少しています。(一般財団法人伝統的工芸品産業振興協会調べ)。理由はさまざまですが、一般的に職人は「キツイ、汚れる、厳しい」というイメージがあることも否めません。「後継者不足問題」によって失われ続けていく日本人の魂に歯止めをかけ、コットンの力で何かできないだろうか?という思いから、プロジェクトが動き出しました。
 「アメリカ綿の力で、従来の職人のイメージを刷新し、時代を牽引する新しい職人像を提案しよう」--- そのための「驚きと憧れを感じる、革新的なワークウエアづくり」への取り組みが始まりました。「伝統と革新技術が融合」したアメリカ綿だからできる、COTTON USAらしさをふんだんに盛り込んだウエア作り。品質が安定したアメリカ綿は、丈夫でさまざまな加工に適応するため、実用性とファッション性を両立することができます。今までにない洗練されたコットン製ワーキングウエアを制作することで、次世代に向けたコットンの可能性も追求しています。

●人気ファッションブランド「アンリアレイジ」と伝統工芸工房「モメンタムファクトリー・Orii」の出会い
 本プロジェクトでは、雑誌『VOGUE JAPAN』の協力により、毎回革新的なクリエイションでパリコレでも注目を集める「アンリアレイジ」のデザイナー・森永邦彦氏を起用しました。森永氏は、後継者問題に意識的で、銅器着色の伝統的な技法にイノベーションを起こしてきた「モメンタムファクトリー・Orii」(富山県高岡市)のためにアメリカ綿という素材を最大限に生かしたワークウエアをデザインしました。COTTON USAのアメリカ綿という素材が、新進気鋭のファッションブランド「アンリアレイジ」と、古き伝統の中にも革新を生み出し発信し続ける「モメンタムファクトリー・Orii」を結びつけ、ここに“新しい職人像”が誕生しました。

●シミは勲章:革新的ワークウエアの誕生
今回誕生したワークウエアは、工房の床や壁、職人の衣服に偶発的についたシミをデザインに起こしています。一見真っ白なコットンのユニフォームですが、特殊プリントを組み合わせることで「再帰性反射」を実現し、フラッシュや蛍光灯の光を反射すると、まったく異なる模様が鮮やかに浮かび上がります。シミはその工房に積み重ねられてきた職人たちの“勲章”であり、それを光としてまとうことで、次世代に職人魂を継承してほしいという願いが込められています。さらに定番のワークウエアの原型を上下左右に繰り返すことで新しいパターンを生み出しました。これは、繰り返し継承していきつつ、新しいものを生み出すという新しい伝統工芸のあり方を象徴しています。

 詳しくは、2月27日発売の『VOGUE JAPAN』4月号および『VOGUE JAPAN』Webサイト
http://www.vogue.co.jp/special-feature/2016-02/29/cottonusa
および本プロジェクトのWebサイトhttp://cottonusa.jp/powerofcottonをご覧ください。


 今年は、同プロジェクトを中心に、Facebook、Instagram、Twitter、YouTubeなどのSNSを活用したデジタル・マーケティング活動をさらに強化し、充実させます。
 また5月10日のコットンの日を軸に、「COTTON USA AWARD 2016」など多彩な活動を展開いたします。



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