トピックス

◆コットントピックス◆

<2019 SUMMER>


■クラボウ
高機能・高耐久な機能性を持つ、改質コットン素材「ネイテック」を発表 第1弾は、吸湿発熱機能コットン素材「NaTech warm(ネイテック ウォーム)」

 合繊系の発熱インナー市場の成熟を背景に、天然繊維コットンの良さが見直されている。なかでもコットン100%製で発熱効果を持つ機能素材が脚光を浴びだした。
 クラボウが先の展示会で発表したのは「ナチュラルファイバーとテクノロジーの融合」を掲げた新ブランド「NaTech(ネイテック)」。独自開発した技術とノウハウによって天然原料を改質し、素材自身の特長を活かしながらさまざまな機能を付与した次世代型ナチュラル素材だ。ソフトで優しい肌触りや心地よさ、さわやかな風合い、サスティナビリティなどコットンの良さを活かしながら、快適性をもたらす機能がプラスされることで、コットン製品をもっと心地よくすることができる。
 その第1弾として披露されたのは、コットン100%で吸湿発熱機能をもった「NaTech warm(ネイテック ウォーム)」。肌から発散される水蒸気状の汗を吸って発熱する。 さらにコットン100%で高い吸放湿機能をもつ「NaTech breeze(ネイテック ブリーズ)」と、アンモニア消臭98%以上、酢酸消臭95%以上、イソ吉草酸消臭99%以上の消臭機能を持つ「NaTech fresh(ネイテック フレッシュ)」も同時に発表された。  
 いずれの機能加工も高い性能に加え、優れた耐洗濯性を有している。クラボウが得意とする特殊紡績技術や編・織組織との組み合わせにより、アウター&インナー・ウエアや靴下などの服飾雑貨、カットソー類、寝装品など、幅広い用途展開が期待されている。 をサステナブルな取り組みに関心の高い海外アパレルへアピールしていきたい」と期待が高まる。

 

     問い合わせ先: クラボウ 繊維素材部 繊維素材課         
                電話:06-6266-5289  https://www.kurabo.co.jp/cotton



■東洋紡STC
軽量で吸湿発熱性が高く、保温性もある綿100%の吸湿発熱繊維 「エアーエクシード TM」

 東洋紡STCが、綿100%の吸湿発熱繊維「エアーエクシード TM」を開発した。ウォーム素材は、熱を体の外に出さないことを主目的にしたタイプが多いが、これは繊維自体が発熱し保温持続性にも特化した新型の快適綿素材。
 もともと吸湿性がよいコットンを、分子レベルで改質することで一層吸湿性を高め、半永久的な吸湿発熱効果を付与。紡績工程でも工夫し、空気を包み込むように紡績したエアリーコット技術が、吸湿発熱した暖かさを空気の力で保温し持続する。まさに足し算方式で効果を高め、同社の天然系あったか素材のなかでも上位グレードにランクインすることに成功した。
 さらに糸/生地は、機能面以外にも多くの特長をもつ。空気の層の効果で柔らかな風合いと軽さも兼ね備えた。分子的に機能結合しているので優れた洗濯耐久性があり、コットン100%なので、帯電せず冬場の静電気による不快なパチパチ感がなくなるなど、快適仕様となっている。
「コットン100%でどこまでその良さを引き出し、高められるか――紡績会社として技術のチャレンジです。展示会でのお客様の反応は上々です。市場が綿製の機能素材を求めていることも追い風となっていますので、冬場の主力綿商材として定着させたいですね」(インナー事業部原糸販売グループ談)  同社では、今回の「エアーエクシード TM」と既存の「ホットナチュレネオ®」を綿の秋冬向け商品としてラインナップし、ヒットを続ける夏向けの清涼綿糸「爽快コット®」シリーズと合わせ、オールシーズン対応の快適コットンシリーズとして、インナーとアウターウェアを中心に展開していく。

 

     問い合わせ先: 東洋紡株式会社  コーポレートコミュニケーション部
                電話:06-6348-4210  https://www.toyobo.co.jp/



■シキボウ
ECOLOGY & SAFETY「ECOTECHNO®」を掲げ、COTTON USAで「サステナビリティ」を訴求

 《健康快服》をコンセプトに、「健康・清潔・快適・安全」な素材開発を行うシキボウが、新たに国連が提唱するSDGsを商品開発に組み込んだ提案を行った。
 4月の展示会では、ECOLOGY & SAFETY「ECOTECHNO®(エコテクノ)」を冠に掲げ、サステナブルなアメリカ綿「COTTON USA」を切り口に、多彩な機能素材を披露。
  もともとエコテクノは1997年から続くエコ素材の冠ブランドだったが、今回「環境への配慮だけにとどまらず持続可能性に貢献する素材(=サステナブル)」として再定義した。具体的には、①サステナブルな原料を使用した「GREEN ECO」(原料)、②生産時の環境負荷を低減する「EARTH ECO」(生産)、③機能性や耐久性などで環境負荷を減らした商品につなげる「BLUE ECO」(製品)の3つのカテゴリーに分け、各分野でわかりやすく消費者に訴求していく。
  会場では、メーンコーナーに「GREEN ECO」の代表的な素材となる「COTTON USA」のポスターやVTR などがディスプレイされ、なぜ「COTTON USA」が世界でもっともサステナブルな綿花だと言われるかをわかりやすく説明。
 「COTTON USA」を使用した精紡交撚糸「デュアルアクション」・二層構造糸「クイックドライコットン」など数多くのブランドが展示された。

 
 

     問い合わせ先: シキボウ株式会社 戦略素材企画推進室
                電話:06-6268-5553 http://www.shikibo.co.jp/





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