プレスリリース

 全米綿花評議会(NCC )本部からの報道資料をお届けします
2020年5月14日

 報道各位 


U.S.コットン・トラスト・プロトコルがテキスタイル・
第三者検証パートナーに
コントロール・ユニオン・サーティフィケーションズを選定

2020年6月のトラスト・プロトコル発表に先立ち、初の検証パートナー発表

 メンフィス(テネシー州)-2020年5月11日-U.S.コットン・トラスト・プロトコルは、トラスト・プロトコル・システム用の独立第三者検証プログラムを実施するパートナーに、コントロール・ユニオン・サーティフィケーションズ・ノースアメリカ(Control Union Certifications North America:CUC)を選定しました。CUCは、選定手続きを経て、候補6社の中から選ばれました。

 U.S.コットン・トラスト・プロトコルの綿花に関するデータは、フィールド・トゥ・マーケット(Field to Market:サステナブルな農業を目指す団体)により証明され、フィールド・カルキュレーター(Field Calculator)により測定され、そして、CUCにより検証されることとなります。

 CUCは、フィールド・トゥ・マーケットのインパクト・クレーム・ベリフィケーション・プロトコル(Impact Claim Verification Protocol)の策定・試行の初期段階に主要パートナーとなるなど、これまでに150を超える世界中のプログラムを認証してきました。また、複数の国でベター・コットン・イニシアティブ(Better Cotton Initiative:BCI)の第三者検証プログラムにも参加しています。

 米国のCUC監査員には、トウモロコシ・大豆・ナタネといった作物生産における農地転換、灌漑システム、水管理、総合害虫管理、土壌保護、輪作、保全慣行に関わる基準作りに長年取り組んできた実績があります。

 米国の綿花栽培者は今後、農業手法を自己評価し、フィールド・トゥ・マーケットのフィールドプリント・プラットフォーム(Fieldprint Platform)を通じて農業データを共有することとなります。CUCは、土地利用、土壌炭素、水管理、土壌侵食、温室効果ガス排出、エネルギー効率といった持続可能性の主要な測定基準に焦点を当てたトラスト・プロトコルの年間データを検証する予定です。

 U.S.コットン・トラスト・プロトコルのエグゼクティブ・ディレクターであるKen Burton氏は、「独立第三者検証パートナーとしてコントロール・ユニオンに協力してもらうことを大変うれしく思います。コントロール・ユニオンの農業に関する基準、経験、申し分のない評判の高さにより、アパレル、小売、消費者は、U.S.コットン・トラスト・プロコトルを通じて調達された綿花は継続的な改善が実施されているということを確信できます」と述べています。 

 U.S.コットン・トラスト・プロトコルの内容は2020年6月に発表される予定です。それに先立ち、トラスト・プロトコルはテキスタイル・エクスチェンジの推奨繊維・素材リストに追加さました。詳細は次のウェブサイトをご覧ください。  
https://trustuscotton.org/ (既報2020年5月8日付リリース)

U.S.コットン・トラスト・プロトコルについて
 サプライチェーンの監視の目は一段と厳しさを増し、透明性を求める声は一段と強まっている中で、U.S.コットン・トラスト・プロトコルは、よりサステナブルな方法で栽培された綿花の基準を設定します。サステナブルな綿花生産という問題に、定量化や検証が可能な目標や計測を導入し、重要なサステナビリティ指標を絶えず改善していきます。
 トラスト・プロトコルは、高度なデータ収集や外部の第三者機関による検証を通じてアメリカ綿の進歩を立証します。アパレルや小売業者は、自身のサプライチェーンに使用される綿繊維がよりサステナブルであり、環境や社会にリスクを与えないという確証を必要としており、トラスト・プロトコルのメンバーになることで、それを実証するデータを入手できます。アパレルや小売業者は、フィールド・トゥ・マーケット(Field to Market)によって証明され、フィールド・カリキュレーター(Field Calculator)を使って計測され、コントロール・ユニオン・サーティフィケーションズ(Control Union Certifications)によって検証されることにより、サステナビリティが証明されたアメリカ綿にアクセスできるようになります。
 U.S.コットン・トラスト・プロトコルは、アパレルや小売業者、市民社会、外部のサステナビリティ専門家、および栽培農家、繰り綿業者、綿花商、卸売業者、協同組合、紡績会社、綿実取扱業者を含む綿花業界の代表など、複数の利害関係者で構成される理事会の監督下に置かれています。

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コントロール・ユニオン・サーティフィケーションズ(CUC)について
 
CUCは、2002年にオランダで設立された国際監査法人で、現在は世界70か国に4,500名の従業員と、多国籍企業や地域生産業者、行政機関、NGOなど40,000を超えるクライアントを擁しています。CUCには、世界中の栽培者や食品・農業企業の認証プログラムを長年管理してきた実績があり、持続可能性のための取り組み、認証基準、および主要業績評価指標に基づく成果検証といった分野において主導的地位を築いています。


全米綿花評議会(NCC  NATIONAL COTTON COUNCIL OF AMERICA)について
  全米の綿作農家、操り綿業者、倉庫業者、綿花商、食用油業、綿作農業組合、および紡織業など7つの部門で構成される米国綿花産業の総合的組織。1938年に設立されて以来、競争の激しい繊維市場において、世界綿業の発展のために常に指導的な役割を果たしています。本部はテネシー州メンフィスに置かれています。




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