プレスリリース

 
 国際綿花評議会(CCI)本部からの報道資料をお届けします
2020年5月22日

 報道各位 


国際綿花評議会がサステナブル・アパレル連合に加盟


 ワシントンD.C. (2020年5月19日)-国際綿花評議会(CCI)は、このほどサステナブル・アパレル連合(Sustainable Apparel Coalition: SAC)に加盟し、同連合が開発したサステナビリティ測定ツール「Higgインデックス」を活用し、サプライチェーン全体における環境および社会的責任を推進していきます。

 SACの加盟団体となることで、CCIは世界の250を超えるブランド、小売、製造業者、ならびに政府機関、環境NPO、学術機関と連携して、アパレル、フットウェア、テキスタイル業界のサプライチェーンにおけるサステナビリティの向上に取り組むことになります。

 アメリカ綿花業界は、サステナビリティの継続的な向上を約束しており、過去35年間にわたる環境負荷削減の大きな実績の上に、さらなる成果を積み重ねていきます。

 CCIの欧州地区アパレル/小売担当ディレクターであるThiersは、「SACへの加盟は私たちにとって大きな喜びです。我々が一緒になり、やがて製品のサステナビリティに好影響が表れてくるものと確信しています」とし、さらに「信頼性の高い環境データを業界に提供するという強い思いを共有しながら、力を合わせてサプライチェーンの透明性を高め、確かな情報に基づく意思決定を実現していきたいと思います」と意気込みを語っています。

 SACへの加盟をきっかけに、CCIはサプライチェーンの透明性と意思決定を促進し、効率性と持続可能性への影響を向上させるための「Higgインデックス」に、サステナビリティの成果を計測したデータとリソースを提供することになります。「Higgインデックス」は指標となるツール集であり、サプライヤー、製造業者、ブランド、小売業者は、この指標を使って、環境パフォーマンス、社会的責任ある労働慣行、製品デザインの選択に基づく原料、製品、設備、生産工程の評価などを行うことができます。

 SACのエグゼクティブ・ディレクターAmina Razvi氏は、「SACの新たなメンバーとなるCCIを歓迎するとともに、サステナビリティの向上に向けた業界全体の取り組みに積極的に参加いただけることを期待します」と語っています。加えて「CCIを迎えることで業界におけるSACの存在感が増し、業界全体で責任あるアクションを起こすという目標に向けた我々の変革が加速することは間違いありません」と述べています。

 SAC加盟と「Higgインデックス」各ツールの活用に関心をお持ちの企業または団体各位は、こちらをご参照ください。https://apparelcoalition.org/join-us/

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国際綿花評議会(CCI:COTTON COUNCIL INTERNATIONAL)について
 
国際綿花評議会(CCI)は、COTTON USA™マークを通して、世界中でアメリカ綿とその綿製品の販売促進を行う非営利業界団体です。世界20か所に事務所を置き、50か国以上で活動しています。 60年以上の活動歴をもつCCIのミッションは、アメリカの綿花業界全体に収益力をもたらし綿繊維、綿糸、他の綿製品の輸出成長を促すべく、その優れた価値の周知を図ること。そしてアメリカ綿を、紡績/メーカー、ブランド/小売、消費者に選ばれる繊維にすることです。詳しくは、https://cottonusa.org/ja/ をご覧ください。


サステナブル・アパレル連合について
  サステナブル・アパレル連合(SAC)は、アパレル、フットウェア、テキスタイル各業界の主要ブランド、小売業者、サプライヤー、サービス提供会社、事業者団体、非営利団体およびNGO、学術機関など250を超える組織が参加する業界団体で、製品が世界各地に及ぼす環境的、社会的影響の軽減に取り組んでいます。 SACは複数の利害関係者の参画を得て、アパレル、フットウェア、繊維製品のサステナビリティ実績を計測し、評価するための手法に基づいて構築されたサステナビリティの共通ビジョンに向けて業界をリードすることを目指し、行動の優先順位と技術革新の機会を明確化しています。 SACは米国の内国歳入法第501条C項6号の定める非営利団体として設立され、2011年に画期的なツール集である「Higgインデックス」を発表しました。詳細はhttps://apparelcoalition.org/  をご参照ください。




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