プレスリリース

 
2022年5月19日


U.S. Cotton Trust Protocol
2年目は参加農家数が倍増

 テネシー州メンフィス(2022年5月18日)-U.S.コットン・トラスト・プロトコルは、2021年産綿花の参加農家数が、前年比2倍となったことを発表しました。トラスト・プロトコルは、アメリカ綿花生産の主要サステナビリティ指標において、具体的数値目標を設定し、測定と検証を実施することを使命としています。
 
 このプログラムは、完全な透明性の具現化と環境負荷削減に向けた継続的な改善を主な目的として、サステナブルな綿花生産の新しい基準を設定しています。アメリカ綿の長く受け継がれてきた真正性、革新性と卓越性、環境保全、人々への配慮、個人と企業の誠実さへのコミットメントをコアバリューとしています。

 U.S.コットン・トラスト・プロトコルのプレジデントであるゲイリー・アダムス博士は、「プログラム2年目にして、参加農家数が2倍となり、110万エーカー分の綿花が登録される見込みです。これらの参加農家は、サステナブルな綿花生産における世界的リーダーです。このプログラムに加盟するサプライチェーン企業数が増加するにつれ、その需要を満たすに十分な綿花を確保する必要があり、さらに多くの綿花生産農家の参加を呼び掛けています」と述べています。

 実際、世界トップ100のグローバルブランドや小売企業すべてが持続可能な原材料のリストを作成し、今後5〜10年に原材料のすべてをそのリストから調達することを発表しています。トラスト・プロトコルは、これらのリストの厳格な基準を満たし、さらにそれを超える内容となっています。
 
 トラスト・プロトコルは、2020年の発足以来、600社を超えるアパレルブランド、小売業者、紡績、メーカーをメンバーとして迎えてきました。この中には、 J.Crew、Madewell、Levi Strauss & Co.、Gap Inc.に加え、グローバルなアパレルメーカーGildanも含まれています。

 このプログラムは、国連のSDGsに沿っており、テキスタイルエクスチェンジ(Textile Exchange)とフォーラム・フォー・ザ・フューチャー(Forum for the Future)に認められています。また、サステナブル・アパレル連合(Sustainable Apparel Coalition)、2025サステナブル・コットン・チャレンジ(2025 Sustainable Cotton Challenge)、Cotton 2040、およびCotton Upのイニシアチブにも参加しています。さらに、ITCスタンダードマップに認められ掲載されています。

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U.S.コットン・トラスト・プロトコルについて

 
2020年に開始されたU.S.コットン・トラスト・プロトコルは、よりサステナブルな綿花生産に向け新しい基準を設定しています。最もサステナブルで責任ある技術を用い、地球の保護と保全への貢献を確かなものにします。  このプログラムは、6つの主要なサステナビリティ指標において具体的数値目標を設定し、測定と検証を行い、また各品目についてサプライチェーンの透明性を提供するという、農場レベルの科学的根拠に基づく唯一のプログラムです。
 U.S.コットン・トラスト・プロトコルは、アパレルブランドや小売企業、市民社会、外部のサステナビリティ専門家、および栽培農家、繰り綿業者、綿花商、卸売業者、協同組合、紡績会社、綿実取扱業者を含む綿花業界の代表など、複数の利害関係者で構成される理事会の監督下に置かれています。


オフィシャルサイト TrustUSCotton.org

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