プレスリリース

 
2022年9月20日


U.S. コットン・トラスト・プロトコル
U.S.クライメートスマート・コットン・プログラムで
米国農務省が資金提供


 テネシー州メンフィス(2022年9月14日) – 光栄なことに、U.S.コットン・トラスト・プロトコルは、米国農務省のパートナーシップス・フォー・クライメートスマート・コモディティ事業のパイロットプロジェクトの一つとして選ばれたU.S.クライメートスマート・コットン・プログラムで、資金提供を受けることになりました。

 このプログラムは、クライメートスマートな(気候に配慮した)コットン市場を構築し、1,000を超えるアメリカ綿栽培農家に技術的及び経済的支援を提供して、100万エーカー(約4046平方キロメートル)以上の綿花栽培地でクライメートスマートな慣行が導入されるよう、その促進に取り組むものです。このプログラムによって、5年間で400万俵以上のクライメートスマートなコットンが生産される見通しです。

 U.S.コットン・トラスト・プロトコルのプレジデントであるGary Adams氏は、「2020年に開始されたU.S.コットン・トラスト・プロトコルは、完全な透明性を実現し、継続的な改善を中核目標とし、サステナブルな綿花生産の新たな基準を設定しています。U.S.クライメートスマート・コットン・プログラムは、生産者が環境フットプリントを改善するために学び、栽培し、新たな機会を探るために必要となるリソースを提供していくうえでの重要な一歩となります。Vilsack農務長官とともにこのプログラムの包括的な取り組みを進めていくことを楽しみにしています」と述べています。

 このプロジェクトは、全米綿花評議会(NCC)の輸出促進機関である国際綿花評議会(CCI)、コットン・インコーポレイテッド、ソイル・ヘルス・インスティテュート(Soil Health Institute)、 ソイル・アンド・ウォーター・アウトカムズ・ファンド(Soil and Water Outcomes Fund)、テキサスA&Mアグリライフリサーチ(Texas A&M AgriLife Research)、 アグリセンター・インターナショナル(Agricenter International)、アラバマA&M大学、 ノースカロライナA&T州立大学など複数の利害関係者が参加するイニシアティブです。

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米国農務省のパートナーシップス・フォー・クライメートスマート・コモディティ事業 について

 
米国農務省は2022年2月7日に「パートナーシップス・フォー・クライメートスマート・コモディティ」事業の内容を発表しました。米国農務省はこの新たな事業を通じて、1~5年間のパイロットプロジェクトによって気候に配慮した農作物の生産とマーケティングを支援するパートナーシップに資金提供を行います。パイロットプロジェクトは、気候に配慮した慣行を栽培地で自主的に実施し、温室効果ガスの削減成果の定量化、モニタリング、報告、検証に関する革新的で費用対効果の高い方法を試験的に導入し栽培した気候に配慮した農作物の生産者に技術的および経済的支援を提供していくものです。



U.S.コットン・トラスト・プロトコルについて

 
2020年に開始されたU.S.コットン・トラスト・プロトコルは、よりサステナブルな綿花生産に向け新しい基準を設定しています。最もサステナブルで責任ある技術を用い、地球の保護と保全への貢献を確かなものにします。農場レベルの科学的根拠に基づくプログラムで、6つの主要なサステナビリティ指標において具体的数値目標を設定し、測定と検証を行うとともに、サプライチェーンの透明性を品目レベルで提供できる唯一のサステナブル・コットンです。
 U.S.コットン・トラスト・プロトコルは、アパレルブランドや小売企業、市民社会、外部のサステナビリティ専門家、および栽培農家、繰り綿業者、綿花商、卸売業者、協同組合、紡績会社、綿実取扱業者を含む綿花業界の代表など、複数の利害関係者で構成される理事会の監督下に置かれています。

 公式サイト TrustUSCotton.org


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