プレスリリース

 
2024年7月25日

U.S.コットン・トラスト・プロトコル
参加農家が5年連続増加

 2024綿花年度は210万エーカーの作付面積が登録され、前年より31%増加
・ 参加農家は前年比で35%増加
・  5年連続の拡大
 U.S.コットン・トラスト・プロトコルは、参加農家数と作付面積の両方で5年連続増加しており、プログラムは拡大を続けていることを発表しました。登録作付面積は210万エーカーで2023綿花年度比で31%増加しました。これは参加農家数が35%増加したことによるもので、綿花業界における持続可能性への強いコミットメントを表しています。 

 U.S.コットン・トラスト・プロトコルのダレン・アブニー専務理事は次のように述べています。「トラスト・プロトコルへの参加農家数が5年連続で着実に増加していることを誇りに思います。これは米国綿花業界における持続可能性への継続的なコミットメントを反映しています。これは、より責任ある方法で生産された綿花を市場に投入し、ブランド・小売企業にとって持続可能な綿花調達しやすくするための取り組みです。」

 35%増加により2024綿花年度のトラストプロトコル参加農家数は1,327軒になりました。2023綿花年度の収穫量は190万俵でしたが、2024綿花年度の作付面積拡大により市場での持続可能な綿花の入手可能性はさらに向上します。

  アブニー専務理事は、「私たちは、ブランド・小売メンバーによるトラスト・プロトコル綿の利用拡大を支援し、農家には価値を還元することを楽しみにしています。」と述べています。

 クライメートスマート・コットンプログラムについても、大きな進展を遂げています。農業事業体の参加数1,650という目標を掲げ、この数にはこれまで十分に支援が行き渡っていなかったコミュニティから330の農業事業体も含んでいます。2024年には1,340のトラスト・プロトコル農業事業体が同プログラムのレベル1に応募し、そのうち282がこれまで支援が行き届いていなかったコミュニティからです。これらの事業体による作地面積は、444,000エーカーとなります。 クライメートスマート・コットンプログラムのレベル1に参加している農家は、レベル2への参加を申請することもできます。これにより、土壌の健康改善、干ばつや洪水に対する耐性向上、温室効果ガス排出の削減を可能にするクライメートスマート慣行への切り替えを運営に取り入れることで、追加の財政支援を得られます。

 トラストプロトコルの基本的な価値観には、アメリカ綿の伝統である信頼性、革新性、卓越性、環境保護、人々への配慮、個人および企業の誠実さへのコミットメントが含まれています。このプログラムには、現在2,000以上のサプライヤーメンバーと、Ralph Lauren、Gap Inc.、 Levi Strauss & Co.、 Carhartt、J. Crewを含む40以上の企業とそのブランドが参加しています。

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U.S.コットン・トラスト・プロトコルについて

 
このプログラムは、農場の自発的参加による農場レベルの科学的根拠に基づくサステナビリティ・プログラムで、新たな基準を設定し、農場から最終製品までのサプライチェーン全体に価値を提供します。6つの主要なサステナビリティ指標(土地利用効率、土壌炭素、水管理、土壌侵食、温室効果ガス排出、エネルギー使用効率)において具体的数値目標を設定し、測定と検証を実施し、継続的改善をすすめるというコットンでは唯一のシステムです。さらに、サプライチェーンの透明性を品目レベルで提供する世界初のサステナブル綿繊維プログラムです。
 U.S.コットン・トラスト・プロトコルは、ブランド・小売企業、市民社会、外部のサステナビリティ専門家、および栽培農家、繰り綿業者、綿花商、卸売業者、協同組合、紡績会社、綿実取扱業者を含む綿花業界の代表など、複数の利害関係者で構成される理事会の監督下に置かれています。
 詳細については、TrustUSCotton.org をご覧ください。


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