【2018 SUMMER】
持続性冷感素材「Ice Keep®(アイスキープ)」 暑い時期に欠かせない冷感素材。ひんやりした心地良さが長く続いたらいいのに…と感じる方も多いだろう。 シキボウがこのほど開発した「アイスキープ」は、冷感が長続きする快適夏素材。一般的な接触冷感素材は、生地が肌の熱を奪い、その熱の移動で冷たさを感じる仕組みだが、「アイスキープ」は生地に加工したメントール成分が、直接脳に働き掛けてひんやり感を持続させる方法だ。 同社によると、人の皮膚神経には温度受容体「TRPチャネル」と呼ばれる温度センサーが存在し、通常約26℃以下の温度刺激を受けると冷感センサーの一つ「TRPM8」が活性化して、脳に信号が伝達され冷たさと感じるという。だが「アイスキープ」は、着用するとメントール成分がTRPM8を刺激するため、皮膚が感じる温度には関係なく冷感を認識する仕組みとなっている。 信州大学の協力を得て同社が独自に行った官能効果試験では、「冷たさ、からっと感、肌離れがよい、汗が出ない、スース―感、快適性、好き」の各項目で、「アイスキープ」が一般比較布を上回って高得点を獲得し、科学的にも冷感品質が実証されている。また発汗が抑えられるため衣服内湿度も低く、ムレも軽減。綿の心地よさや風合い、優れた洗濯耐久性も併せ持つ。 織物とニットの両方で展開でき、インナーやビジネスシャツ、スポーツウエア、寝装関連など、直接肌に触れるアイテムを中心に幅広い用途で展開予定。
問い合わせ先: シキボウ株式会社 戦略素材企画推進室 電話:06-6268-5553 http://www.shikibo.co.jp/ パンツの汗ジミ、水ハネシミ 見えない!見せない! 「FINEMASTER(ファインマスター)」 「ワキ汗」対策素材はレディス衣料ではもう一般的だが、ボトムス向けの「汗ジミや水ハネシミ」軽減素材は、今までありそうでなかった。このほどクラボウが、夏を快適に過ごすための新商材として打ち出したのが、パンツの見た目の清潔感を保つことをコンセプトに開発した「FINEMASTER(ファインマスター)」。 特にグレーやベージュ系のコットンパンツは水に濡れると色が変わりやすく、手洗い時に腰回りに水がはねて水シミができたり、猛暑の際には股や腿の裏、膝裏に汗にじみがでることがある。「ファインマスター」は、そうした不満点をまとめて解決する。生地の外側は水滴を弾くことで水ハネシミの心配をなくし、肌側はコットン素材の吸汗性と透湿性でムレにくく、内側の濡れを外側へ染みないようにした。コットンの柔らかさと風合いを損なわないのもポイント。速乾性もあり、夏場の爽やかな装い向けに活躍しそうだ。 コットンベースのパンツ地を中心に、2019春夏からメンズとレディスのビジネスカジュアル用途に本格展開する。 問い合わせ先: クラボウ 大阪本社 営業統括部 マーケティング課 電話:06-6266-5303 http://www.kurabo.co.jp/cotton |