綿の栽培日記
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5月 種まき |
6月 病害虫対策 |
7月 夏の対策 |
8月 摘心 |
9月 開絮 |
10月 収穫 |
栽培の注意 −特別編− | ||
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夏の乾燥対策と水やりについて | つぼみやボールが落ちてしまう!? | 台風シーズンが来る前に |
8月
92日目実が膨らんできました。 | 92日目 | |
92日目 綿は放っておくと条件がよければ1メートル50センチくらいの高さになってしまいます。そこで扱いやすい好みの高さまで成長したら、早めに成長点(主枝の一番先端部分)をつまんでおきましょう。こうすれば綿の木は、上に伸びず、脇枝をたくさんつけはじめ花数が多くなります。 直植えの場合は脇枝でも摘心すると、さらに多くの枝がでますので、木の状態にあわせて何度か摘心を繰り返してみましょう。 | ||
92日目花がポトリと落ちてしまっても大丈夫。後で中から実が膨らんできますよ。 | 106日目 | |
106日目 |
栽培の注意 −特別編−
夏の乾燥対策と水やりについて 今年は例年に比べると猛暑です。気温も35度を超える日が多く、植物にとっては過酷な環境です。当会にも多くの方から「毎日水をやっているのに枯れてしまった」とのお電話をいただくようになりました。その内容を聞いていると、どうやら原因は水のやり方と鉢の大きさに原因があるようです。 まず真夏の水やりの仕方ですが、@朝出来るだけ涼しい時間に、まず葉全体に水をかけ、その後、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水を与えてください。A次に、夕方、昼間の熱気が少し落ち着いてきたら朝と同じように水やりして、クールダウンしてやりましょう。 葉に水をかけることはハダニやアブラムシの発生を抑える効果があります。よく「綿は乾燥気味に育てた方がよいから」といって、水を少なく与えている人がおられますが、これは間違いです。確かに過湿よりも乾燥気味のほうがよいのですが、真夏は成長期でもありどんどん水を必要とします。加えてこの時期の暑さでは少しくらいの水ではすぐ乾燥してしまいます。 鉢の大きさによっても乾燥スピードは変わります。小さな鉢で育てている場合や木のサイズに比べて鉢のサイズが小さい場合は、朝と夕の水やりだけでは足りないケースがあります。このような場合は、鉢の表面にバーグ材や藁、水苔などを敷き少しでも乾燥スピードを遅らせてやりましょう。また鉢を二重鉢(一回り大きいサイズの鉢をかぶせる)にすることも効果的な方法です。 せっかくできた蕾やボールがぽとりと落ちてしまったら… よく頂くお問い合わせの中に「せっかくできた蕾やボールが突然ぽとりと落ちてしまったのはなぜか」という質問があります。これは専門家にとっても難問なのです。考えられる原因としては、@水不足、A肥料過多(肥料が多すぎること)、B必要以上に木に負担がかからないように、木が自分で選別して蕾や実を落とす、自然の摂理による現象などがあげられます。 台風シーズンが来る前にしておきたいこと 8月の末ごろから、そろそろ台風がやってきます。強風や大雨に備えてシーズン前に次のことをしておきましょう。@支柱をしっかり固定する。若木のとき取り付けたままの支柱では、短かったり弱かったりする場合があります。成長にあわせて支柱は取り替えておきましょう。A鉢がとばされないように、ひもやワイヤーで固定しましょう。Bもし、すでにボールがはじけている場合は、雨の前に必ずビニール袋をかけておきましょう。 |
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